お茶はじめました。第七回:お茶をつくる人がいなくなる?
こんにちは!hamonメンバーのKinocoです。
暇を持て余した女がど素人の状態から少しずつお茶に詳しくなっていく(予定)のお茶コラム、第7回となりました。
前回はお茶といえばカテキン!ということで、お茶に含まれる成分のひとつであるカテキンの効能についてお話ししました。
カテキンのもつ3つの効能はこちらから↓
お茶はじめました。第六回:カテキンって何がすごいの?
カロリーも低く、健康にも良いお茶ですが、調べているとお茶業界が抱える問題が見えてきました。
今回はお茶業界が抱える問題についてお話ししていきたいと思います。
減り続ける生産者
農林水産省の調査によると、静岡県内の茶の栽培経営体数(一定規模以上の農家や農業法人)は2020年までの5年間で4割減少しているそうです。
それに伴って栽培面積も減少しています。
減少の原因は生産者の高齢化や後継者不足。生産人口の減少が何年も続いている状態です。
また、茶畑が山間の傾斜地にあるために大型機械を導入することが難しく、生産効率も低下しているのです。
ペットボトル茶の登場
また、ペットボトルに入ったお茶の登場により、茶葉の需要も減少して
います。たしかに、今や緑茶を飲みたいと思ったらコンビニやスーパー
で安く手に入りますよね。わざわざ茶葉からお茶を淹れようと思う人は
多くないのかもしれません。
新たなお茶の楽しみ方
では、お茶の消費量は減っているのでしょうか?
たしかにお茶の消費量は減少していますが、近年緑茶に関する研究が進み、お茶の持つ健康への効果が注目されてきています。
お茶への関心はむしろ高まっていると言えるのではないでしょうか。
さらに海外でも緑茶が浸透しつつあります。
そのほか、フレーバーティーの開発やおしゃれなお茶関連グッズなどの影響で、今までお茶を飲んでいなかった人々にも広がりつつあるのです。
さて、今回はお茶業界の課題について簡単にまとめました。
生産者の高齢化や生産効率の低下、そしてお茶需要の減少。
お茶の一大産地である掛川市は、この状況を打破するため「掛川市茶振興計画」というものを策定しているそうです。
次回は実践編!
おいしく楽しくお茶を楽しむために、おしゃれな茶器やお茶に関する便利グッズなどをご紹介します!
それではまた。