ME CHA(meet cha)vol.4: わたしがお茶を飲む理由 後編
こんにちは。hamon管理人のUです。
浜松出身のわたしが、お茶との出会いからhamonオリジナル商品ができるまでを伝えていく「わたしとお茶」のコラム、第四話です。
第三話はこちら↓
ME CHA(meet cha)vol.3: わたしがお茶を飲む理由 前編
前回に引き続き、お茶に最も多く含まれている成分のカテキン類についてお話したいと思います。いろいろな健康機能を持つ成分ですが、その中でも代表的な効能・効果は次の通りです。
お茶のカテキンパワー
お茶に最も多く含まれているカテキン類は、 お茶の苦みや渋みのもととなるもので、いろいろな健康機能を持つ成分として注目されています。代表的な効能・ 効果は次のとおりです。

抗酸化作用
カテキンで最も注目されているのが、その強力な抗酸化作用。わたしたちの体内環境を乱す「活性酸素」の発生を防いだり、発生した活性酸素をすばやく消す働きがあります。活性酸素は、生活習慣病(メタボリックシンドローム)や老化を引き起こす原因となるものです。カテキン以外でも、お茶に含まれるビタミンCにも強い抗酸化作用があります。
高血圧の予防
高血圧の原因は、乱れた生活習慣や遺伝体質など、様々な要因によって引き起こされるそうです。その発症のメカニズムの一つは、血液中のアンギオテンシノーゲンという物質が、腎臓に含まれる酵素によって、強い血管収縮作用を持つ物質に変わるためだそうです。カテキンには、その物質の働きを低下させることで、血圧の上昇をおさえる作用があり、このことにより、お茶を飲むことで高血圧予防に効果的であると考えられています。
肥満の予防
食品に含まれる炭水化物は、唾液に含まれる酵素や小腸から分泌される酵素によって分解されて、ブドウ糖になって吸収されます。お茶のカテキンは、これらの酵素の働きを抑え、その結果、ブドウ糖から作られる脂肪を減少させて肥満を防止すると考えられています。食べ物の消化吸収に間接的に関わって脂肪の増加を抑えたり、スポーツの前にお茶を飲むことで、脂肪をエネルギーとして使われやすくしているようです。近年では、気軽に購入できるお茶の健康飲料を飲んで体重増加を防ぐ広告もよく目にしますので、お茶が肥満防止というのは、なんとなく知っている方も多いのではないでしょうか。

抗菌・殺菌作用、抗ウイルス作用
カテキンには、コレラ菌などの病原菌やいろいろな食中毒菌、に強い殺菌効果のあることが認められています。また、お茶のカテキンは、人の腸内にいる悪玉菌に対して強い殺菌作用を示します。お茶を飲むと、腸内の善玉菌の勢力を増やすことができるようです。日常飲むお茶の濃度で十分な抗菌・殺菌効果が期待できるということでした。
食中毒予防の観点から、食事中のお茶は理がかなっている飲み物ですね。生の魚介類をいただくお寿司屋さんでお茶が定番なのも納得です。少し前にテレビで見かけた「お茶うがい」もウイルスが体内に入ることを防ぐために大変効果的だとわかりますね。
虫歯・口臭予防
歯に付いている虫歯菌が、食物に含まれる糖分を利用して歯垢を作り、菌は歯垢を利用して乳酸などを作ります。この乳酸などが歯のエナメル質を溶かして穴をあけることで虫歯になります。カテキンはこの虫歯菌の繁殖を抑える効果があるそうです。加えて嬉しいことに、お茶に含まれるカテキンなどの成分は、口の中の悪臭物質を吸着して口臭を防ぎます。
健康でいるために、運動・睡眠・食事などの規則正しい生活をされている方の中で、お茶をとりいれていない人は、さらに健康になるために緑茶を摂取する習慣をもつと良さそうですね。