タイトル画像_CHAパッケージデザイン

こんにちは。hamon管理人のUです。

浜松出身のわたしが、お茶との出会いからhamonオリジナル商品ができるまでを伝えていく「わたしとお茶」のコラム、第九話です。
第八話はこちら↓

ME CHA(meet cha)vol.8: お茶を、もっと。

前回は、hamonオリジナル商品のCHAについて肝心のお茶についてお話をしました。今回は、CHAのパッケージを作る過程のこだわった部分やデザインの要素について少しご紹介します。

 

CHAのパッケージ

hamonでつくるパッケージは、各商品それぞれの特徴はそのままに、一貫性あるデザインで生活にノイズが出ないデザインを目指しています。装飾は少なめで、シンプルなデザインを追求してつくっています。

CHAは、佐々木製茶さんの掛川茶のこだわりから遠くならないように、hamonらしさ、お茶らしさの中に「掛川らしさ」を盛り込んだシンプルなパッケージデザインを考えることにしました。古くからお茶の輸出用パッケージに蘭字デザインが使われていたこともあり、その美しいデザインを参考に現代風に解釈できないか、模索しながら要素を決めてデザインしていきました。その中に、日本の手仕事でつくられたモノを拡めていきたいhamonの思いは、ロゴでも使われている七宝紋をあしらい、印象を残すデザインになるよう心がけました。

 

ジップバッグと巻紙

お茶が好きなわたしは、いくつかお茶を常備していますが、80g〜100g程度のものが多く、保存の際には封をして冷蔵庫に保管しているため、茶缶に移すという作業はしていません。茶缶はいくつか持っていますが、常温保管でも問題の少ない茎茶やほうじ茶等をいれています。あまりお茶を飲まない人にも、いつも飲み慣れている人にも、手間の少ない形でお茶体験を届けたいと思い、今回は使いやすく保存しやすい無染色のクラフト紙でできたジップバッグを選びました。また、当初はジップバッグへの印字やシールで商品名や裏面表記を考えていましたが、コストや手間に加えて、できることが少なかったため、ジップバッグへスリーブのように巻紙をつけることに落ち着きました。

今後、掛川以外の遠州のお茶を取り扱う際にも、互換性のあるパッケージとなるよう、見える要素は最小限に「hamonらしさ・お茶らしさ・その商品らしさ」をエッセンスとしてできあがったパッケージデザインです。
また、みなさまのご要望次第では、ジップバッグではない形や容量を増やした商品ラインナップも整えていけるよう、今の形が最終形態ではないことを想定しています。

 

我々の構想を元に、浜松を拠点に活動するデザイナーさん、並びに、浜松の印刷屋さんや佐々木製茶さんとの対話の中で実現することができました。

関係者の皆様、誠にありがとうございました。